IDECの2020年3月期連結決算は、売上高583億5500万円(前期比7%減)、営業利益47億400万円(17.9%減)、経常利益46億1300万円(21.1%減)、当期純利益30億600万円(18.8%減)となった。米中貿易摩擦の長期化、欧州の景況感の悪化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な経済の低迷の影響により、売り上げ、利益ともに減収減益となった。
製品種類別の売上状況では、オートメーション事業/センシング事業が、自動認識機器の売り上げが伸長したほか、米州ではプログラマブル表示器などが好調に推移し、89億5800万円(2.3%増)となった。スイッチ事業は273億2900万円(7.9%減)、インダストリアルコンポーネンツ事業は103億3900万円(9.7%減)、安全・防爆は66億5700万円(4.0%減)、システムは29億100万円(11.5%減)、その他は21億6900万円(18.5%減)となった。
21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの感染拡大が業績に与える影響を現時点で算出することが困難とし、公表を見送った。
【決算2020年度】IDEC 20年3月期連結決算、売上、利益とも減収減益 新型コロナの影響大きく
- 2020年6月3日
- FA業界・企業トピックス, 決算・業績
- idec, 決算
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