包装機械の柔軟・効率性向上
ロックウェル オートメーション ジャパン(東京都中央区)は、食品・飲料業界向け「iTRAK 5730小型リニア搬送システム」を5月29日に発表した。
新製品は、拡張性の高いモジュール式のシステムで、独立型カートテクノロジを用いており、従来のギアやチェーン、ベルトコンベアと比べて、機械の柔軟性やトレーサビリティ、稼働時間の向上といった利点がある。磁気による推進力を利用することで、個別に制御できるカートの正確で早い始動・停止ができ、機械の摩耗を低減、エネルギー効率の向上も可能となる。
また、HMIのボタンを押すだけで実行できる事前構成済み動作ファイルにより、素早い切り替えも行える。
最小ピッチは50ミリメートルで、フローラップ、エンドロードカートナ、製袋充包装機などの主要な包装アプリケーションに適している。プラントシステムとの統合も容易なため、エネルギー利用の最適化、消耗部品のモニタ、ダウンタイムの短縮に役立つ分析データなどの提供も可能。
また、システムのスループットは、シミュレーションによって計測が可能。デジタルツインを作成して、バーチャルでシステムを設計、作動などを行うことができる。