東芝デジタルソリューションズ 金属組織試験を自動化「熟練者の知見」AIで判定

東芝デジタルソリューションズは、鉄鋼業や自動車・航空機部品の製造業向けに、金属組織試験自動化ソリューション「AI等級判定サービスMETALSPECTOR/AI」を6月2日から提供開始した。
 
鉄鋼メーカーや鉄鋼を加工して部品を製造するサプライヤーでの品質管理は、顕微鏡を用いて鋼の結晶粒度の大きさなどの検査を行うが、目視による官能検査のため、判定結果にばらつきが発生する可能性や、品質データの入力・転記ミスなどが生じる場合がある。
 
新製品は、品質管理の厳格化や熟練者不足の深刻化に対応し、金属組織の結晶粒度の判定作業に、画像処理技術とAIを活用した学習モデルによって自動で判定するサービス。東芝アナリティクスAI「SATLYS(サトリス)」を活用し、熟練者の知見を盛り込んだ多様な教師データで学習したAIが、クラウド上で鋼材品質の結晶粒度の等級判定を行い、熟練検査員の目視検査に近い認識精度を実現する。

また、同社の画像検査システムである非金属介在物測定装置と併用することで、ミクロ組織試験業務の多くを自動化し、対外的な監査にも根拠ある証跡として示すことが可能になる。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG