川崎重工業 双腕ロボで自動検温、神戸海洋博物館に設置

川崎重工業は、人共存型双腕スカラロボット「duAro2」による自動検温システムを新たに開発し、神戸海洋博物館/カワサキワールドに設置した。同館の6月2日からの営業再開にあたり設置されたもので、すべての来館者に検温を実施している。
 
同システムは、双腕ロボットの右手に非接触型の温度センサが取り付けられ、検温エリアに入った来館者が測定開始センサの上に手を近づけ、センサに額を近づけると検温を開始。体温が規定以下の場合は、入館可能の合図として左手で保持したバーが開いて入場でき、規定以上の場合はバーが開かず、係員を呼ぶ仕組みになっている。これらの作業はセンサで感知して行い、係員と来館者が接触することがないため、新型コロナウイルスの感染防止に寄与するとしている。
 
duAroシリーズは、人との共存・協働作業が可能なロボットで、アーム部分に柔らかい表面素材を使用し、万が一動作中に人と接触しても、衝突を検知して停止し、安全性に配慮されている。

右手で検温、左手でバーを上げ下げ

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