川崎重工業は、人共存型双腕スカラロボット「duAro2」による自動検温システムを新たに開発し、神戸海洋博物館/カワサキワールドに設置した。同館の6月2日からの営業再開にあたり設置されたもので、すべての来館者に検温を実施している。
同システムは、双腕ロボットの右手に非接触型の温度センサが取り付けられ、検温エリアに入った来館者が測定開始センサの上に手を近づけ、センサに額を近づけると検温を開始。体温が規定以下の場合は、入館可能の合図として左手で保持したバーが開いて入場でき、規定以上の場合はバーが開かず、係員を呼ぶ仕組みになっている。これらの作業はセンサで感知して行い、係員と来館者が接触することがないため、新型コロナウイルスの感染防止に寄与するとしている。
duAroシリーズは、人との共存・協働作業が可能なロボットで、アーム部分に柔らかい表面素材を使用し、万が一動作中に人と接触しても、衝突を検知して停止し、安全性に配慮されている。
川崎重工業 双腕ロボで自動検温、神戸海洋博物館に設置
- 2020年6月17日
- FA業界・企業トピックス
- 双腕ロボット, 川崎重工業, 自動検温
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています