マクニカネットワークス(横浜市港北区)は、工場などのモータやファン、ポンプなどの回転機械の振動監視を行う「LPWA振動診断パッケージ」を、6月2日から順次提供開始した。
工場やビルにおいて、回転機械の故障を未然に回避するシステム導入のニーズが高まっているが、有線センサを使用する専門システムの導入にはハードルがあり、また、ハンディー振動計を用いた定期巡回計測では常時監視ができないという課題がある。
新製品は、LPWA無線振動センサを用いて、長期間連続稼働するモータやファンなどの回転機械に簡単に設置できる配線不要のソリューション。IP66仕様の屋外設置もできる電池駆動のセンサで、マグネットやねじ止めにより設置が可能。機械の振動や表面温度情報をLoRaWAN通信で定期的に収集し、集めたデータから振動診断を行うアプリケーションまでまとめて提供する。振動診断はWebブラウザ上で可視化され、異常時にはメールやSMSでのアラート通信も可能。
パッケージ内容は、振動センサ、LoRaWANネットワークサーバ、ゲートウェイ、管理アプリケーション。SaaSとオンプレミス、どちらもシステム構築が可能。
マクニカ LPWAネットで振動診断、回転機械を常時監視
- 2020年6月17日
- 新製品/サービス
- LPWA, マクニカネットワークス, 振動監視, 振動診断
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