ハイテクインター(東京都渋谷区)は、電源工事なしでIPカメラや無線機器を設置できるPoE延長装置「MaxiiCopperVi2300Aシリーズ」を提供している。
昨今、防犯用のIPカメラや無料のWiFiアクセスポイントの需要が増えているが、「機器を取り付けたい場所に電源がない」「機器とカメラが100m以上離れている」「屋外設置は耐久性が心配」といったユーザーの声が増えている。
そこで同社は、「屋外設置可能で最大900m離れた場所にデータと電源が供給できる」PoE延長装置「MaxiiCopperVi2300Aシリーズ」を販売することでこういった課題の解決に貢献。
同装置は、動作温度が-40~75℃と広く頑丈な作りで、北海道から沖縄まで地域を問わず屋外の過酷な環境に設置が可能。名刺入れの半分程のサイズとコンパクトなため、屋外の収容ボックスに収まることができる。また、ユーザー側での設定は不要で、LANケーブルの両端に同装置を物理的に接続するだけですぐに運用が可能。
PoEハブ、またはインジェクタから電源を受けることで、同装置とカメラに電源が供給されるため、カメラを設置したい場所にコンセント等の電源が不要。LANケーブルは規格上100mまでしかケーブル延長ができないが、同装置を使用することで600m(100Mbps)、最大900m(10Mbps)まで延長することが可能となる。最大60Wまで給電できるので、高性能なカメラにも対応する。
同シリーズは国内販売累計30,000台を突破、主に空港で約5,000台、火力発電所で約3,000台以上、東京オリンピック施設でも導入されており、アメリカ、ドイツなど世界各国にて販売されている。