ハイテクインター(東京都渋谷区)は、集合型モデムG.fast「ABiLINX4116/4100」を5月27日から販売開始した。
全国的に光ファイバーの敷設が進んでいるが「工事費用がかかる、工事をするために営業を止めなければいけない」等の課題があり、さらには物理的に光ファイバーを敷設できない物件も数多くある。
そこで同社では、新たに光ファイバーを敷設することなく、各拠点に最大900Mbpsの高速な通信網構築を実現できるG.fastモデムの販売を開始した。既設線を利用するため、配線費用も時間もかからずに実現する。
同製品は、旧設の建物や事務所、ホテル・マンション等で既に配線されている電話線を使って、インターネットのサービスを展開することが可能。これまでのVDSLやADSL製品は、最高通信速度が100Mbps以下と遅く、メーカーサポートが終了してしまったケースもあるが、DSLを使い続けたいというニーズに応える製品となっている。
同製品の旧シリーズにおいては、既存電話線を使って、旅館内の各客室へのインターネットサービス展開(全国1000拠点)、某都内博物館内のLAN構築、ビル内で各フロアへのインターネットサービス展開(全国500拠点)、病院内のLAN構築(全国100拠点)など多くのユーザーに活用されている。