ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会(RRI)は、産学連携のロボット関連の人財育成協議会「未来ロボティクスエンジニア育成協議会(CHERSI(チェルシー))」を設立した。
産業界からは、川崎重工業、デンソー、ファナック、不二越、三菱電機、安川電機、平田機工のロボットメーカー7社と、FA・ロボットシステムインテグレータ協会が参画。教育機関等からは国立高等専門学校機構、全国工業高等学校長協会に加えて、新たに高齢・障害・求職者雇用支援機構が参加する。
具体的な取り組みとして、2020年度上期に高専教員向け研修を実施し、下期には企業から高専に講師を派遣して授業を行う予定。教員と学生にロボットの最新技術動向や適用事例を学ぶ機会を提供する。来年度以降、高専のロボット関連カリキュラムや教材に反映し、全国への横展開を目指す。
また工業高校では21年度に教員を対象とした夏期講習を、高齢・障害・求職者雇用支援機構では、ロボット分野のセミナーコースや講演会開催に向けた検討を進めていく。