横河電機は、プラントの立ち上げや定期メンテナンスの効率化を支援する「PRM Commissioning Support Package(コミッショニング・サポート・パッケージ)R1.02」を開発、7月1日に発売した。
同パッケージは、フィールドデジタル技術を活用して、プラントの機器、配管や装置、制御システムなどが設計通りに作業するかを点検するコミッショニングを支援するツール。接続チェック、レンジチェック、リニアライズチェック、ループチェックのほか、作業レポート作成機能などを使用して、作業の効率化を図ることができる。
新製品は、従来品のR1.01をバージョンアップしたもので、フィールド機器の誤接続を早期に検知する機能を追加。制御システムなどのエンジニアリング環境に定義されているタグ情報と、フィールド機器に設定されたデバイスごとのタグ情報を自動で比較し、誤接続を効率的に検出できる。チェックに要する時間や人為的ミスを削減し、コミッショニング期間の短縮、作業品質の向上を実現する。
また、新たな動作環境としてWindows10や、サーバー用OSのWindows Server2016などに対応可能となった。