オムロンは、FA技術の集積拠点「オートメーションセンタ(ATC)」国内3拠点のリモート対応を、7月1日から開始した。
ATCは、AI、IoT、ロボティクス技術などを生かした最新FA技術の集積拠点で、ユーザーの課題解決に貢献できるデモ機の体験や技術交流、課題解決のためのアプリケーションの開発、解決策の実現に向けた実証、共同検証の実施、各種機器導入時に必要となる技術トレーニングなどを提供している。新型コロナウイルス感染防止の影響により、対面だけでなく、試験的にリモート対応を導入していたが、今回、品川(東京都)、刈谷(愛知県)、草津(滋賀県)にあるATC3拠点でのリモート対応を正式に開始した。
リモートでは、ユーザーと同社のスペシャリストがオンライン会議ツールで参加し、モデル機の見学や質疑応答などの実施、1回の打ち合わせの中で、複数のATC拠点へ同時中継も可能となる。時間や場所の制限なく見学でき、リモートでのソリューション提案からFA技術の体感、実証、導入に向けた技術習得までワンストップで提供する。
同社は今後、リモートの利点を生かしたソリューション提案を強化し、製造現場のスペシャリストをニーズに即して編成し、課題解決から導入までトータルサポートを行うとしている。