真空機器専門メーカーのシュマルツは、バルブや真空スイッチを一体化した高機能真空発生器コンパクトエジェクタに、新たに大吸込量タイプ「SCPS-L/SCPSi-L」を追加した。
同製品は、大吸込量タイプのコンパクトエジェクタで、小型・軽量のボディはそのままに、多段式ノズルを搭載することで、最小限のエア消費で高い吸い込み能力を実現。素早い真空到達が可能なためタクトアップが可能。ノズル部分は取り外しでき、本体を装置から外さずにメンテナンスができ、工数も削減できる。
IO-Link通信に対応した「SCPSi-L」タイプは、遠隔での制御が可能なほか、真空回路の状態監視・予知保全に寄与する機能を搭載。飲料のカプセルや包装製品の箱詰めといった高速搬送が求められるアプリケーションや、段ボール箱の通気性のあるワーク、パウチや充填された袋など形状が変化しやすいワークなど、幅広いアプリケーションに適している。