横河電機は、バイオエコノミー関連の事業基盤確立に向け、スイス・アルシュヴィルに100%出資の子会社「ヨコガワ・イノベーション・スイス」(資本金60万スイスフラン、澤井恒治社長)を6月26日設立し、8月から運営を開始した。
新会社は、バイオテクノロジー分野の市場分析や開拓、および研究開発が目的で、研究テーマの発掘、オープンイノベーションの促進、協業先の探索などを進める。事務所を置くアルシュヴィルは、欧州のバイオテクノロジーやライフサイエンス関連ビジネスの中心都市であるバーゼルに隣接している。
同社は長期経営構想で、バイオエコノミー関連事業を今後注力すべき事業領域として位置付け、事業通じて持続可能な開発目標(SDGs)の達成と循環型社会の発展に貢献することを目指している。
なお、新会社設立と同時に、制御事業を担うヨコガワ・ヨーロッパ(本社=オランダ)のスイス支店を今回設立した新会社と同じ事務所に移転した。