図研エルミック(横浜市港北区)は、監視カメラの映像データと、B1ツールやIoTシステム、FA機器などから収集する情報を簡単に連携できる映像連携プラットフォーム「FA Finder」を7月28日にリリースした。
同社はこれまで、FA Finderをチョコ停検出記録システムなどの製造業向け映像連携システム製品の基盤技術として提供していたが、他のシステムやサービスとの連携により、省人化、自動化システムに貢献できることから機能を強化し、今回、独立した製品として販売を開始した。
FA Finderは、接続用アダプターやAPIによって、異なる形式のIoTデバイス、AI、既存の設備とカメラ映像を容易に連携でき、イベントをトリガーに必要な情報をカメラが自動的に収集することができる。イベント発生時の映像を呼び出して、複数カメラの同期再生も可能。また連携によって、設備やシステムと監視カメラが相互に制御を行える。ブラウザで操作できるため、遠隔地での活用ができ、インターネットプロトコルレベルで情報セキュリティの確保も可能。
同社は今後、各種IoTシステムベンダーや企業の設備、システム導入・管理部門に提案するとしている。
▼FA Finder イメージ