ロームは、食品包装や物流などの包装材に印字されるデートコード情報を、環境配慮型の媒体に印字するのに最適な、サーマルプリントヘッド「TH3001-2P1W00A」を開発した。
新製品は、プリンタの小型・軽量化や包装材のわずかなスペースに無駄のない印字ができるようヘッドを小型化(印字幅31.987ミリメートル)。業界標準サイズの印字幅53.312ミリメートルのヘッド製品と比べて、インクリボンのランニングコストを半分まで削減可能となった。
解像度350dpi時に、ワックス系インクリボンで秒速1500ミリメートル、印字媒体が環境配慮型インク付き包装材やフィルム系媒体でも秒速1000ミリメートル以上の高速印字が可能。さらに、高速印字が難しい耐擦過性に優れたレジン系インクリボンでも毎秒1000ミリメートルの印字に対応する。
また、独自構造により腐食成分の侵入を抑制することで、一般品と比べて7倍以上の腐食に対する耐性を実現。メンテナンス負荷を軽減することができる。
8月からサンプル出荷を開始、2021年1月から量産開始を予定。