2重シールド構造採用
フエニックス・コンタクト(横浜市港北区)は、産業用イーサネットパッチケーブル「DEP1」シリーズを発売する。
DEP1は、産業用イーサネットに求められる各種ニーズに対応するために、同社の独本社と共同開発したもの。
産業用アプリケーションで特に求められる耐ノイズ性向上のために、フォイルシールドと編組シールドによる2重シールド構造を標準で採用。OA用などに比べ、格段のシールド性を誇り、通信トラブルを最小限に抑えられる。
また、RJ45コネクタの成型(組立て)では1重成型が一般的であるが、DEP1シリーズでは内部結線を保持するソフトモールドに加え、ハードモールドで外形を成型する2重成形を採用。物理的なコネクタの破損や引張り等の外的影響を受け難くなっている。しかも、RJ45コネクタのツメは折れやすいものが多いが、DEP1シリーズは弾力に優れた樹脂製のツメ折れ防止カバーにより、ツメ折れによるLANポートからの脱落を防げる。
その他、通信特性CAT5e対応パッチケーブルとして製造時に全数通信検査を実施、従来製品と比べ、コネクタ長が約70%(当社比)の小型化を実現、6種のケーブルシースのカラーバリエーション完備で、使用用途別に視覚的な切り分けが可能、などの特徴を有する。