竹中電子工業(京都市山科区)は、LED表示灯などの機能検査を自動化できる「点灯確認用センサBSR80」を発売した。
同製品は、LEDや電球など発光の有無を検知することを目的に開発されたセンサ。LED製造過程で行う点灯検査や家電製品製造工程での品質検査にて機能表示灯の点灯確認などに使われる。特に近年の産業用IoTの需要の高まりを受け、かんたんIoTの提案例として、製造装置に取り付けられている積層表示灯の点灯を検知、信号化して状態を遠隔地に通報するシステムなどへの応用も可能となっている。
小型ファイバタイプで狭い場所や小さなLEDでも接近設置ができ、場所を選ばずに設置可能。暗い光源から高照度照明まで検出可能なワイドレンジで高感度なアンプに検出できる。
また検出対象光源の連続点灯・パルス点灯を自動判別、自動で最適感度に設定もでき、1msの高速応答、点灯検査を行う製造・検査装置への搭載も可能。入光量を数値化して「見える化」に対応、動作状況を目視で確認できる。
販売目標は年間2000台。