OKIエンジニアリングは、電子機器・電子部品の環境試験の委託サービスについて、インターネット会議システムと高解像度カメラを利用した「オンライン立会試験・評価」サービスを開始した。新商品・新技術の開発・生産を止めない、ウィズコロナ時代のサービスとして提供する。
同社は6月からオンラインで故障解析に立ち会える「オンライン立会解析」サービスを自動車業界、航空宇宙業界、産業工作機器業界、医療業界を中心に提供してきて、今回は環境試験・評価(高温、高湿、振動、衝撃、ほこり、水、薬品、火、ガス、オゾン、太陽光、気圧、静電気、電磁波など54種類)に拡充した。
ユーザーはオフィスやテレワーク先に居ながらにして環境試験設備を使用した試験・評価に立ち会うことができ、映像をもとに試験状況を確認し、次の評価手段を専門技術者と相談しながら決定できる。対象サンプルのセットアップの状況や環境試験の結果は、複数の高解像度カメラを用いて撮影し、状況に応じて切り替えて、クリアな映像をリアルタイムに届ける。試験・評価で取得した電子データは、後日提供する。
オンライン立会試験・評価とオンライン立会解析サービスをあわせて20年度1億円の売り上げを目指す。