日本ユニシスは、構造物の設備点検業務を効率化する支援サービス「まるっと点検」に、スマートグラス対応やMicrosoft Azureを使ったデータの一元管理など新機能を新機能を追加した。
同サービスは、アナログ作業のデジタル化による業務効率向上、人材の高齢化による人手不足の解消、新人作業員への技術継承などの設備点検業務で顕在化している課題解決を、IoTデバイス・タブレット・ウェアラブルデバイスを活用して実現するサービス。
新機能として、スマートグラス版の提供を開始。従来のタブレット版に加え、HappyLifeCreators製「TASKel」を採用し、スマートグラスを利用した簡便な音声入力による点検結果登録を実現。ハンズフリーによる高所や閉所での登録や、実作業と並行した登録を可能にした。またタブレット版とのデータ連携によって現場で作成と管理者への報告が可能になる。管理PC1台に対してスマートグラスは6台まで同時接続が可能。対応スマートグラスは複数種類が利用可能となっている。
また、全てのサービスをMicrosoft Azure上に実装し、データの一元管理を実現。セキュリティなどの運用関連業務が軽減され、将来的には蓄積されたデータを活用したさまざまな分析や外部サービスと連携したサービス提供なども目指している。
従来はビルやマンション設備等がメインだったが、新機能により、工場やプラント、社会インフラ等の建物や設備保全をはじめ、さまざまな分野へ適用範囲が拡大している。