東芝テリーは、裏面照射型2,447万画素(IMX540)のCMOSセンサ(※1)を搭載し、USB3(※2)インターフェースを採用したBU2409Mシリーズの販売を10月から開始する。
1画素2.74μmでCマウントカメラとして高解像度化を実現し、有効画素数は5,320(H)x4,600(V)でフレームレート(※3)は最大15fpsでの高速取り込みを実現。白黒モデルとカラーモデルを用意。
BU2409Mシリーズ
■主な特長
1.同社開発の高速応答性
同社独自開発のTeli Core Technologyを搭載し、CPUレスを実現。
2.小型・軽量
マウント部および突起部を除くカメラ本体部は29mm(幅)x29mm(高さ)x29.5mm(奥行)と業界最小クラスの小型で、質量は約33gと軽量。組み込み用途に適している。
3.USB3インターフェース
USB3インターフェースの採用により、PCへの接続が容易。また長尺ケーブルに対応が可能なため、装置組み込みが容易。
【用語解説】
※1:CMOSセンサ
CMOSとは、Complementary Metal Oxide Semiconductor(相補性金属酸化膜半導体)の略。LSIやメモリでは一般的な半導体。CMOSセンサは画素ごとにフォトダイオードとアンプを配置しそれを読み出すことで画像を出力するものをいう。
※2:USB3
Universal Serial Busの略で、米インテル、米マイクロソフトなど7社が共同で発表した、パソコン用のシリアルインターフェース規格。データ転送速度には、12Mbpsのフル・スピード・モードと1.5Mbpsのロー・スピード・モードがある。2007年9月に発表されたUSB3.0、USB3.1 Gen1では転送速度5Gbps、さらにUSB3.1 Gen2では10Gbpsとなる。転送プロトコルは産業用途で信頼性の高いUSB3 Visionを採用。
◆USB3 Visionは、AIA(Automated Imaging Association)の商標または登録商標。
※3:フレームレート=frame rate
フレームレートとは、カメラが一秒間に何枚の画像を取り込めるかということをあらわす数値で、通常fps(=frame per second)と表記される。たとえば、60fpsならば毎秒60枚の取り込みが可能という意味となる。