デンソーウェーブは、データ統合コントローラ「IoT Data Server」とデータ統合ソフトウエア「IoT Data Share」の新拡張機能「Cloud Connector for Microsoft Azure」を9月1日にリリースした。
近年、急速に産業用途の機器がネットワークにつながり、製造業の現場ではさまざまな設備から収集したデータをグローバル規模で分析して活用したいという要望が増えている。しかしその一方、実際の工場には新旧含めさまざまなメーカーの機器が存在し、工場内のすべての機器をつないでデータをクラウドまで公開させることは困難な状態だった。
今回リリースした新拡張機能は、IoT Data Server/IoT Data Share(IoT DS)がデバイスから収集したデータを、プログラムレスでクラウドに公開することが可能。IoT Central、IoT Hub、IoT EdgeをはじめとしたAzure上で提供されるサービスと連携でき、IoT DSが収集した500種類を超える機器のデータをクラウドまでシームレスに接続し、簡単に大規模なIoT環境の構築を実現する。Azure専用の設定ツールによって、データ連携に必要な設定時間が従来の5分の1に短縮可能。