自動化、ロボットが牽引
グローバルインフォメーションが取り扱うBizwit Research&Consulting LLPの市場レポート「世界の3Dマシンビジョンの市場規模調査:提供別、製品別、用途別、地域別予測2020年〜2027年」によると、世界の3Dマシンビジョン市場は2019年に約15億米ドルとなり、20年〜27年の間で10%を超える成長率で成長すると予想している。
マシンビジョンは、ロボットガイダンス、プロセス制御、自動検査等で画像ベースの自動分析・検査に使われる。3Dマシンビジョンは多数のスキャナーからの複数の点群を統合し、システムは点群、3D三角測量、ステレオビジョンなどのさまざまな技術で構成され、実際のシーンの画像の自動検出、受信、解釈などの機能を提供する。
高品質の製品に対する需要の高まりにより利用が増加し、製造コストの削減に役立つ自動化システムへの企業の関心の高まりも工場等での3Dマシンビジョンの実装を促進している。特に自動車および家電の製造工場での産業用ロボットの使用の急速な成長が、市場の成長を牽引している。
例えば、国際ロボット工学連盟によると産業用ロボットの世界の運用在庫は、2015年の163万5000台から2017年には209万8000台に増加。エレクトロニクス部門では16年から17年の間に9万1000台から12万1000台と33%増加。自動車業界でも同時期に10万3000台から12万6000台と22%増加した。
ビジョンガイドロボットは製品分析プロセスを自動化する3Dマシンビジョンシステムに接続されているが、熟練した専門家が少ないことが市場の成長を妨げると懸念されている。
同調査では、主要企業としてオムロン、コグネックス、バスラー、キーエンス、ナショナルインスツルメンツ、TKH、ソニー、イスラビジョン、StemmerImaging、IntelCorporationを取り上げている。
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