三菱電機 IGBTモジュール5品種、再生エネ用途に最適化

三菱電機はパワー半導体の新製品として、「IGBTモジュールTシリーズ産業用LV100タイプ」5品種を9月から順次販売を開始した。

サンプル価格は、4万6000円〜6万8000円。

鉄道・電力用途で広く使用され汎用性が高く、高い電流密度を実現可能な共通外形パッケージのLV100タイプを産業用途向けに最適化することで、太陽光・風力発電など再生可能エネルギー電源用のインバーターなどの電力変換装置や、大容量のモータードライブ装置の小型化・低消費電力化に貢献する。

新製品は、「CSTBT構造」を採用した第7世代IGBT・RFCダイオードを搭載して低電力損失を実現。また、パッケージ構造の最適化により、大容量IGBTモジュールとして業界最大クラスの電流密度17.14A/cm2を実現している。

さらに、絶縁部と銅ベース部を一体化した構造の採用によるサーマルサイクル寿命の向上と、内部電極構造の最適化による業界最高クラスの低パッケージインダクタンスの実現により、高信頼性に貢献する。そのほか、端子配列の最適化により並列接続が容易となり、多様なインバーター構成・容量に対応、AC主電極を3端子に増やし電流を分散することで電極端子の発熱を緩和などの特徴を有する。

IGBTモジュールTシリーズ産業用LV100タイプ

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