OKIは、画面に触れずにタッチパネルを操作できる「ハイジニック タッチパネル」を開発した。ATM、自動チェックイン機、券売機、電子マネーチャージ機などさまざまなセルフサービス端末で感染予防策のひとつとして効果が期待される。
コロナ禍によって人と人との接触を少なくするためのセルフサービス端末による非対面取引の利用が拡大している。不特定多数の利用者が触れる端末操作においてはより一層の感染予防策が求められている。
同製品は、従来、画面に指を触れていたタッチパネル操作を非接触で行えるようにしたもの。端末の操作画面に実装した特殊なタッチセンサーで、利用者は画面の数センチメートル上に指をかざすことで操作ができ、画面に触れずに取引を行うことが可能となる。
また、誤って画面に触ってしまった場合の対策として、操作画面に抗菌フィルムを貼り付けることも可能となっている。
同社とJALは、8月末から9月半ばまで羽田空港で同製品を搭載した自動チェックイン機の試行を実施。また適用分野の拡大に向け、ATMへの搭載を各金融機関に提案している。
さらに今後は流通・小売・飲食業界や医療業界など、セルフサービス端末を導入しているさまざまな業界・分野への拡大を目指す。