簡易なモーション制御実現
光洋電子工業(東京都小平市)は、ACサーボシステム「A3シリーズ」を9月30日から販売を開始し、サーボモータ市場に参入する。
第1弾として、モータ容量で100、200、400、750Wの4タイプ、ブレーキ有/無で計8種類をそろえている。販売価格はオープンで、販売目標は初年度2000台、5年後2万台を予定。
A3シリーズは、サーボドライバ内部に最大99のモーション動作を設定できるPRモードを内蔵しており、高価なモーションコントローラや位置決めユニットを使わずに、ドライバとモータだけで小規模装置を動かすことができる。この機能を使えばよりコストを抑えた設備や省スペース化など、さまざまな要望に応えられる。
しかも、優れた振動抑制機能や電子カム機能、キャプチャ・コンペア機能など豊富な機能を搭載している。さらに、ホームページから無償でダウンロードできる使いやすいツールソフト「KSD-Soft」を使うことで、オートチューニングやオシロスコープなどの機能が利用できる。
また、モータは24bitのアブソリュートエンコーダを採用することで最近の位置決め精度ニーズに対応。保護等級もIP67と環境特性にも優れている。主な用途はモータ数軸までの小型装置向け用として、例えばエアーシリンダーの置き換えや割り出し装置、搬送装置などで高いコストパフォーマンスを発揮する。