3つのアプリをワンストップで
ユーエイ(東大阪市)は、簡単にIoT環境を構築できる統合型センサネットワークシステムを開発し、運搬機器の稼働状況が把握できる「ユーエイ・ツナガル・システム」を10月20日から提供開始する。
同システムは、“データを取る” IoTセンサキャスターや各種IoTセンサノード、“データを集める” IoTゲートウェイ、“データを活用する” 表示アプリケーション「MotionBoardクラウド」の3つをワンストップで提供する統合型ネットワークシステム。
IoTセンサキャスターは、キャスターの回転によって発電するエナジーハーベスティング技術を採用した電池レスのキャスター。ホールセンサと加速度センサを内蔵し、運搬機器の移動距離や移動速度、振動を計測して、センシングデータをEnOcean無線通信で送信することが可能。オプションのIoTブリッジは、スマートキャスターから送信されるBLEの電波を受信し、運搬機器の測位が行える。
IoTゲートウェイは、さまざまなEnOceanセンサ機器をブラウザで簡単に登録でき、データを収集して上位システムへ連携が可能。
MotionBoardクラウドは、ドラッグアンドドロップなどの操作でレイアウトし、ダッシュボードが作成できるクラウドサービス。センシングデータに合わせたテンプレートを用意し、収集データの可視化・分析が行える。
IoTセンサキャスターの他、EnOceanセンサノードとして温度・湿度、CO2、照度、電流、人感、在席、開閉センサや、ON・OFFスイッチ、制御リレーなどをラインアップ。