DDモータ・豊富なラインアップ
CKD日機電装は、「τ(タウ)エンジン思想」の新たな駆動システムとして、駆動伝達機構が最小限でサーボモータ/アンプの性能がそのまま生かされ、高応答、高精度が実現できるダイレクトドライブ技術を搭載したDDモータやリニアモータに注力している。
先の展示会で発表した2軸一体型DDモータは業界初の試みで、モータ自身を2段積みすることでコンパクト化を図っている。小型・軽量化を図ったDDモータでは、外径408ミリに対して高さ39.5ミリと超薄型偏平構造に仕上げている。また、高精度高ショット送りを実現するため、トルク・イナーシャを極限まで追求したHDシリーズが存在する。
一方、負荷試験装置を中心にDDモータによる大容量化も進んでおり、τiDロールという商品名で展開している。DDモータ全体(τDISCおよびτIDロール)では、お客さまの使用用途にあわせ、豊富なラインアップ構成となっている。
さらに、リニアモータでは、自社の高精度ステージ(τリニアステージ)、リニアアクチュエータ(SSリニア)、メカと電気を融合化した顧客向専用駆動装置にも組み込んでおり、電機メーカーの枠を越えたビジネスへの展開も図っている。