速度応答周波数3・1k㎐を実現
安川電機は、1983年にACサーボモータ・コントローラをシリーズ化してから今年8月で、累積出荷台数が2000 万台を突破した。現在では世界の4拠点(アメリカ、中国、欧州、日本)に開発・生産拠点を置き、ACサーボドライブではグローバルNo.1のシェアを確立し、国内外で取り組みを強めている。
また、お客様の課題解決に向けたコンセプト「3ⅰ−Mechatronics(アイキューブ・メカトロニクス)」を掲げ、革新的な技術を盛り込んだ製品を次々と開発している。
サーボモータは回転、DD、リニアの3方式を完備。回転形の注力機種の「Σ―7シリーズ」は、7つの技術を極めた最新シリーズ。容量も10W~15kWまでのラインアップがそろっており、幅広い用途に対応できる。
速度応答周波数は3・1k㎐と世界最高を実現するとともに、振動抑制機能などを更に進化させており、好評を得ている調整レス機能が更に使いやすくなり、安定性が約2倍に向上。ゲインの調整なしで発振せずに俊敏に動かせるとともに、装置内のサーボエネルギーを有効活用して、2軸アンプやDCバスの接続による複数軸間での回生エネルギーの活用などにより大幅な省エネ化も実現している。
また、24ビット(1600万パルス)エンコーダを搭載したことで、分解能が従来機種比16倍に向上した。