「PLCnext」推進
独・フエニックス・コンタクト社は、安川電機と、同社が提案しているオープン・オートメーション・プラットフォーム「PLCnext Technology」でパートナー契約を結び、安川電機にライセンス供与することで合意した。
安川電機は今後、PLCnextランタイムシステムを、まず欧州と欧米でモーションコントロール、ロボティクスの分野で活用していく。
PLCnext Technologyは、オープン制御技術、モジュラー・エンジニアリングソフトウエア、オンラインコミュニティで構成。ソフトウエア向けデジタルマーケットとシステマチックなクラウド統合機能と使用することで、ユーザーは変化する需要への適応が容易になり、既存および将来のソフトウエアサービスを効率的に展開できる。
ヤスカワヨーロッパのブルーノ・シュネケンブルガーCEOは「両社は長年にわたる信頼のおけるビジネス関係をさらに深め、産業制御技術の分野でパートナーシップをさらに拡大していることを非常に幸せに思う」と強調。
また、フエニックス・コンタクトの産業機器・オートメーションビジネス担当のウルリッヒ・ライデッカーCEOは「PLCnextのオープン性により、多数のプロバイダーが柔軟性の高いセキュアでモダンなオートメーション技術を提供できる。安川電機との技術的パートナーシップは、オートメーション産業にとってのマイルストーンであり、オープンなオートメーションエコシステムに取り組むパートナーが増えるほど、すべての参加者にとって有益になる」と語っている。