高度情報通信インフラの活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指す「5G利活用型社会デザイン推進コンソーシアム」が、9月24日設立された。
同コンソーシアムは、DXの実現でビジネス環境が整いつつある5Gに着目し、ユースケースの社会浸透、ビジネス領域の拡大、研究開発の促進などを通じて、業界や業種を超えた共創の推進を目指す。
設立メンバーには、あらゆる業界・業種の150社/団体が参加し、座長には森川博之東京大学大学院工学系研究科教授が就任した。
組織は、コンソーシアム全体のステアリング機能(事業計画・予算の策定)を担う運営委員会と、「利活用」「普及啓発」「調査」の3つのワーキンググループ(WG)を設置し、活動を行っていく。また、事務局は電子情報技術産業協会(JEITA)が担当する。
森川座長は「5Gは将来やこれからの社会を深く洞察し、強い思いを持って皆で作り上げるもので、幅広い業界・業種のメンバーが集うことはもちろん、特にユーザー自らが目的に合わせて主体的に活用を考えることが重要である。それを促すことが事業創出や市場の活性化につながる」と語っている。