安川電機の2021年2月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比11.8%減の1868億4600万円、営業利益が同8.3%減の132億9400万円、経常利益が同7.4%減の131億900万円、四半期純利益が同5.2%減の96億4600万円となった。
セグメント別では、モーションコントロールが売上高8.1%減の858億6500万円、営業利益4.4%増の124億3100万円、ロボットが売上高18.9%減の653億9600万円、営業利益36.7%減の24億8600万円、システムエンジニアリングが売上高7.2%減の244億2500万円、営業利益は前年同期比3億7700万円増の1億9500万円、その他が売上高2.3%減の111億5900万円、営業損失は前年同期比1億3700万円増の2億700万円。
モーションコントロールは、ACサーボモータ・コントローラ事業で中国の売り上げが増加した一方、インバータ事業での米国の販売が落ち込み、営業利益は中国の売り上げ伸長に伴う収益性の改善や経費抑制の効果により増加した。ロボットは、自動車市場で工場の操業低下により設備投資が抑制され売り上げが伸び悩んだ。
一般産業分野では、中国の5G関連需要に加え、コロナ禍における自動化ニーズの加速を背景とした投資を積極的に行う動きがみられ、また、半導体ロボットの販売が国内や韓国などで堅調に推移した。
21年2月期は、売上高3668億4600万円(前年度比10.7%減)、営業利益222億9400万円(同7.9%減)、経常利益225億900万円(同8.7%減)、当期純利益155億1000万円(同0.4%減)を予想している。