日本航空電子工業は、内装用フローティングタイプ基板対基板コネクタ「AX01シリーズ」に、新たな極数・高さバリエーションを追加した。
昨今のロボットや自動機を使用した生産ラインの普及により、基板間接続コネクタにおいても、ロボット組み立て対応、耐振動性や接触信頼性の確保のため、従来の基板対基板コネクタに加えフローティングタイプの基板対基板コネクタの採用が広がっている。
AX01シリーズは、XY方向±0.5mmのフローティング構造により、実装や組み立てでの位置ズレを吸収し、嵌合誘い込み構造とあわせてロボット組み立てに適した製品となっている。同一基板上の基板間接続における複数個使いにも対応する。
接点構造は2点接点のため、異物や実装フラックスへの対策によって接触信頼性を高め、ロール面接触を採用することで従来の2点接点において課題だった挿抜力の高さを解消し、作業性を向上させている。8Gbpsを超える高速伝送も実現。追加バリエーションは極数30極〜100極、嵌合高さ14〜30mmの31タイプをラインアップ。