横河電機は、エンタープライズ分野のエネルギーと環境の集中管理を実現する、クラウドベースのソリューションを10月20日から提供開始した。同ソリューションは、IoTエネルギー管理ソリューション企業のグリーン・コンセプツ社(シンガポール)とのグローバル提携契約のもと開発が行われた。
同社はこれまでも、ユーザーの製造・生産施設のエネルギー消費量の削減と最適化を支援するさまざまな製品・サービスを提供しており、今回の新ソリューションにより、エネルギー管理に関するサービス提供範囲は、産業施設用からデータセンターやオフィスなどの建物での利用、エンタープライズ分野へと拡大。光熱費に関するエネルギー消費量管理のほか、照明、空調、施設の使用状況の管理機能も備えている。
同ソリューションは、相互運用フレームワークを通じてセンサ、メーター、コントローラ、建物管理システム、その他のIoTデバイスを接続し、エネルギー関連のデータをクラウド上で集計、分析して、エネルギー管理者が性能基準を下回る施設やプロセスの特定、継続的な性能改善を監視することを支援する。