安川電機は、新型パレタイジング用途ロボット「MOTOMAN-PLシリーズ」4機種を10月13日から販売を開始した。販売価格はオープン。
新製品は、重量物でありながらダンボールのように傷つきやすいものや米袋のように変形しやすいものなどの箱積みなどを考慮し、エア駆動・吸着用の大容量の配管をアーム内に収められるようアーム先端の手首軸に大口径の中空構造を採用することで、周辺機器やロボットアームとの干渉をなくした。
また、高さ方向に広い動作範囲を有しており、各種パレットサイズに最適な積み上げ作業が可能になる。
さらに、電源回生機能による省エネ性能の向上ロボットコントローラYRC1000(中型・大型機種用)には、モータ減速時に発生するエネルギーを有効活用する電源回生機能を標準搭載し、ロボット消費電力量の約30%削減を実現した。
しかも、セットアップ時間の短縮と省配線に配慮し、ロボットとコントローラ間の接続をケーブル1本で行うことで、セットアップ時の配線時間の大幅短縮と少ないすっきりした配線となっている。
そのほか、マニピュレータ内部の通信線の断線や各軸サーボモータのエンコーダ異常が発生した際には、プログラミングペンダント上に異常アラームが表示され、異常箇所を特定しやすくなる、などの特徴を有する。
主な用途は、食品・薬品・化粧品製品などの箱積み、建材・石材など重量物の積載など。