ABBは、主に高精度のピックアンドプレース用途に使用されるパラレルリンクロボット(デルタロボット)のリーディングプロバイダであるオランダのコーディアン・ロボティクス社を10月1日付けで買収した。
コーディアン・ロボティクス社は社員20人で、食品・飲料、医薬品などの衛生面での配慮が求められる用途に最適なパラレルリンクロボットの設計に強みを有する。
ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションのプレジデントであるサミ・アティヤ氏は「今回の買収は、ユーザーの自動化ニーズを実現し、急速に変化するビジネス環境の中で柔軟性を高めた支援につながる」と語っている。
なお、ABBの子会社であるB&Rの日本法人では、このパラレルリンクロボットを日本国内でもABBと一体となって販売活動を展開し、特にリニアモータを用いたフレキシブルな産業用コンベヤ・システム「ACOPOStrak(アコポストラック)」と「SuperTrak(スーパートラック)」と組み合わせることで搬送分野への浸透に取り組む。