オムロンは、同社の協調ロボット「TMシリーズ」と組み合わせて使用する周辺機器群「Plug&Play」に、SMCとCKDのグリッパーを追加し、ロボットハンドで把持・吸着して搬送可能な対象物を拡充した。
近年、協調ロボットの需要が高まっているが、ロボットが対応できる作業を増やすためには、用途に応じた、手先にあたる周辺機器の豊富な品ぞろえが必要となり、さらにそれらの周辺機器を簡単に取り付け、設定できることが求められている。
同社は、提携先のテックマン・ロボット社とともに2018年から10社以上のパートナー企業と連携し、協調ロボットに装着する周辺機器を「Plug&Play」機器として認定している。同機器群は取り付けや設定が簡単で、機器を動作させるプログラム作成の手間を省くことができる。
今回、20年9月に認証を受けたCKDと、11月にSMCもパートナーに加わったことにより、これまでは協調ロボットに把持させることが難しかった重量物や複雑形状物など、さまざまな対象物の搬送も可能になった。