アズビルは、手書きの記録作業を簡単にデジタル化できる「現場でつくる作業記録サービス」に新機能を追加し、10月28日から運用開始した。
同サービスは、パソコンでのドラッグ&ドロップの簡単な操作で、スマートフォンやタブレット端末向けの記録作業アプリが構築できる、サブスクリプション形式のクラウドサービス。工程内検査やラインの巡回点検、装置の修理記録、各種日報の申し送りなど、さまざまな業務のデジタル化が行え、効率化やデータを活用した改善などに役立てることができる。
今回追加した新機能は、必要な権限を必要な人に割り当てることで不正行為を防止する「作業グループ管理」「権限設定」。また、並行作業やスムーズな次工程への切り替えを行い、データも同時に残すことで業務を円滑に進める「中断保存/再開」「記録確認/編集」の4つの機能。
近年、データの完全性を担保するニーズが高まっており、特にデータの改ざんといった不正行為の防止や、多品種少量生産、セル生産方式への移行に伴い、一人の作業者が任される作業の種類・量の複雑化に対応するため、新機能を追加した。