日本航空電子工業は、ワンタッチ嵌合丸型防水コネクタ「JL10シリーズ」に、産業用ロボット向けサーボモータ等の利便性を向上させるために電源ブレーキを複合可能としたオリジナル配列タイプを追加した。
昨今、産業用ロボットの性能やデザイン性の向上に伴い、ロボット内部に使用されるコネクタには小型化への対応が求められている。
新製品は、サーボモータの電源用途コンタクト4極とブレーキ用途コンタクト2極の計6極を、MIL規格とは異なるオリジナル配列として構成し、小型化を実現。従来の電源・ブレーキ複合タイプよりワンサイズ小さいシェルの中に収納している。これにより、サーボモータ周りの空間を拡張することができ、ロボット内部の配線増加への対応やロボットのデザイン性向上に貢献する。
また、レセプタクルはコンタクトを圧着結線方式とすることで、従来のはんだ結線方式と比べて配線作業性が向上。
操作性と耐振動性が良好なワンタッチロック嵌合で、ロック音とクリック音に加え、合マークの目視確認で嵌合完了チェックが可能。コネクタ嵌合時の防水構造により、IP67を実現。