ヤマザキマザックは、基本性能を強化し自動化対応力に優れた横形マシニングセンタ「HCN-6800NEO」を開発、11月16日から販売開始した。
新製品は、出力を向上させた新開発の主軸を搭載し、切削能力を高めたマシニングセンタ。自動工具交換装置の構造を一新したことで、非切削時間が短縮し、従来よりも長い工具の搭載が可能となった。オプションでクラス最速の位置決めが可能なDDM(ダイレクト・ドライブ・モータ)テーブルをラインアップし、高速・高精度の位置決めによる高効率加工を実現する。
また、熱変位制御機能「Aiサーマルシールド」を新たに搭載しており、AIが計測結果を学習し、加工ごとに補正量を最適化して、高い水準で精度を安定させることができる。さらに機械構造の見直しによって自動化システムとの接続性を高めており、納入後の自動化システムの追加や既存の自動化システムへの接続が容易となった。
このほか、加工する素材ごとに最適化したクーラントシステムの採用や、油圧治具対応の強化など長時間連続運転に適した仕様となっている。