河村電器産業(愛知県瀬戸市)は、電気設備設計を支援、技術者の作業時間を短縮するクラウド型システム「Qrespo(クレスポ)」を開発、12月2日-4日に東京ビッグサイトで開催された「第5回スマートビルディングEXPO」に出展した。
少子化社会の進行に伴い、電気設備設計者の高齢化も進み、若手技術者への継承、育成が問題となっている。また、「働き方改革」の推進などで、業務効率や生産性の向上が設計業界においても求められている。
そこで、同社では設計業界における省力化の一環として、「Qrespo」を開発した。このシステムを使用することで、設計者の作業時間が短縮でき、同社からの見積もり、図面回答時間の削減が可能。
また、クラウドシステムのため、社外からも接続でき、在宅勤務中でも電気設備設計が行える。コロナ禍の中で、人との対面を減らせるうえ、設備設計者との打ち合わせ時間の削減にも結びつく。