経済産業省と国土交通省、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、防衛省は、社会資本のメンテナンスに関する優れた取り組みや技術開発を表彰する「インフラメンテナンス大賞」を発表した。
経済産業大臣賞は関西電力送配電「設備情報を用いた効率的な更新計画の策定」と東北電力ネットワークほかによる「AIを活用した送電鉄塔の腐食劣化度診断システム開発・運用」が受賞した。
特別賞は東京ガスほか「レーザーを用いた遠隔からのガス漏えい検査技術」。
優秀賞に旭化成「化学会社各社の設備データ共有化とそれを基にした保温材下腐食の発生予測モデル開発」、日立製作所ほか「パネルの半導体特性を活用した、太陽光発電設備のメンテナンス技術」、北海道電力株式会社ほか「コンクリート柱の鉄筋破断診断装置の開発、実用化」、シーテック「送電鉄塔の保守から生まれた小土木(KODOBOKU)技術」、北海道電力株式会社ほか「苫東厚真発電所4号機におけるボイラー保守技術高度化システムの導入について」が選出された。
このほか各大臣賞として、総務大臣賞にNTT、文部科学大臣賞は南山学園南山大学ほか、農林水産大臣賞は岩田鉄工所と宮城県土木部港湾課、国土交通大臣賞は管清工業と東京大学が選ばれた。