丸紅情報システムズは、金属3Dプリンターを専門に開発する米国Desktop Metal社の金属3Dプリンター「Shopシステム」の取り扱いを開始した。
Shopシステムは、均一に分布した金属粉末材料へバインダー(金属粉をつなぎ合わせる糊)をインクジェット印刷のように塗布する工程を繰り返し、モデル形状に固めるバインダージェット方式を採用しており、同システムのFDM方式造形量を上回る最大約70キログラムの造形を実現。バインダーを塗布する際の印刷解像度は1600dpiと高精細で、精度の高い造形モデルの生産が行える。小さな実用部品をコスト効率よく生産できるため、治工具や補給部品など、自動車やコンシューマ製品、電子機器、インフラ等の幅広い業界で活用できる。
また、3Dプリンターから焼結炉まで5つの統合されたシステムとなっており、専用ソフトウエアで制御が可能。簡単に金属造形ができ、量産試作や中量生産など、ある程度まとまった量での造形が行える。
機種は、造形エリアの高さにより4機種から選択可能で、後から拡張することもできる。