整形外科手術の需要高まる
グローバルインフォメーションが取り扱うMarketsandMarketsの調査レポート「医療用ロボットの世界市場(〜2025年)」によると、世界の医療用ロボットの市場規模は予測期間中の16.5%のCAGRで推移し、2020年の59億ドルから、2025年には127億ドルの規模に成長すると予測されている。
ロボット支援手術やリハビリテーションにおけるロボット支援トレーニングのメリット、ロボットシステムの技術的進歩、償還シナリオの改善、手術用ロボットの導入拡大、医療用ロボット研究に対する投資の拡大などの要因が同市場の成長を後押しし、一方で、ロボットシステムの高コスト性が市場のさらなる成長の妨げとなる見通し。
主要なロボットシステムとしては、外科用、病院・薬局用、リハビリテーション、非侵襲的放射線外科用があり、腹腔鏡検査、整形外科、薬局、リハビリテーション、体外照射療法、脳神経外科等での利用が期待される。
特に成長が著しいのが整形外科手術の部門で、エンドユーザー別では、外来手術センターが最大のCAGRを示す見通しとなっている。外科手術件数の増加、コスト削減に向けた外来診療への関心の高まり、患者による外来治療・手術への需要などの要因が同部門の成長を牽引すると見られている。
医療用ロボットの主なプレイヤーは、INTUITIVE SURGICAL、STRYKER CORPORATION ACCURAY、BECTON,DICKINSON AND COMPANY、MEDTRONIC、OMNICELL、ZIMMER BIOMET、SMITH&NEPHEW、HOCOMA、サイバーダイン、EKSO BIONICS、ARXIUM、TRANSENTERIX、REWALK ROBOTICS、CMR SURGICAL、RENISHAW、GOLLMAN KOMMISSIONIERSYSTEME、BIONIK LABORATORIES、AURIS HEALTH、AVATERAMEDICAL、ZAP SURGICAL SYSTEMSなど。
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