クラウドへデータ送信OK
IDECは、大型機械や小規模の生産ライン全体を制御可能なプログラマブルロジックコントローラ(PLC)「FC6A形Plus」のソフトウエアを、12月21日にバージョンアップする。今回のバージョンアップによって、MQTTプロトコルに対応し、PLCから直接データ収集サーバーと通信することが可能となる。
MQTTは、IoTに適した通信プロトコルとして国内外で広く利用されているが、国内の小型PLCはMQTTに対応していないものが多く、PLCのデータをサーバーへ送信する場合、エッジコントローラやIoTゲートウェイ等の通信機器や中継サーバーを設置する必要がある。
今回、小型PLCであるFC6A形PlusがMQTT対応となることで、PLCからクラウドサーバーに直接データ送信が可能となり、小型機械のIoT化を進めることが容易となる。制御とセンシング、通信を1台で行え、Webサーバー機能により1台の遠隔監視から、台数が増加した場合でもMQTT機能によってクラウドにデータを集約し、一括監視が可能となる。
同社は今回の機能追加によって、FC6A形Plusの販売台数を15%向上させる。