OKI プロジェクションアッセンブリーシステムをトヨタに納入、エンジン生産でミス防止

OKIは、映像とカメラにより生産現場での作業ミスを防止する「プロジェクションアッセンブリーシステム」をトヨタ自動車に納入した。

トヨタのエンジン生産工場の1つである下山工場(愛知県みよし市)は、生産工程において微細な相違点をもつ似たような形状の部品を数多く取り扱っており、取り違えの防止や作業実績記録の取得、情報管理の効率化などが課題となっていた。

OKIの同システムは、プロジェクターによる作業指示と作業実績のデジタル化が行えるもので、取り出すべき部品の指示、指示書の表示などの作業誘導を行うことで、作業の早期習熟とミスのゼロ化を実現。また、取得した作業実績データの可視化により「作業時間のばらつき具合」や「作業における問題個所」が特定でき、作業内容の可視化や、分析・改善を支援する仕組みを提供する。

トヨタ下山工場は2020年4月に同システムを試験的に導入し、試行評価検証の結果、従来の生産工程の運用を変えずに数十種類の部品の取り違えを防止することが可能で、PLCと連携して作業指示・実績取得の効率化が期待できると判断。また、生産変動による部品取り出しのレイアウト変更が、自由かつ即時に実施できる点も評価され、新しいエンジン生産ラインでの運用を決定し、7月末から本格運用を行っていた。

下山工場でのプロジェクションアッセンブリーシステム運用の様子

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG