ピアブは、食品との接触が可能な真空グリッパーpiSOFTGRIPシリーズの新製品、2本指タイプの「piSOFTGRIP50-2」を発売した。
同シリーズは、FDA21CFRおよびEU1935/2004規格に準拠した、食品との直接接触が認められているシリコン材を使用しているため、食品を取り扱うさまざまな自動化ラインに活用することができ、耐熱性にも優れている。
新製品は、内部が空洞になっており、2本のフィンガーで崩れやすく把持が難しいワークや変わった形のもの、軽量でデリケートなワークを把持することが可能。最大50mm幅のワークを把持でき、グリッパーを列状に複数並べて使用することもできる。一体型の設計のためシンプルで丈夫な作りとなっており、把持力は真空度を調整することで簡単に制御が可能。耐塵性に優れ、真空腔にごみが入りにくい密閉度が高い設計のため清掃が容易。オプションのステンレス鋼製フィッティングは水洗いも可能。
温度範囲はマイナス20~プラス100℃、推奨ワーク幅は10~50mm。