【各社トップが語る2021】CALEXテクノロジー/GMIジャパン「防爆ニーズ対応の製品提供」田中健一 代表取締役社長

CALEXテクノロジー/GMIジャパン 田中健一 代表取締役社長

 

2019年8月に「CALEXテクノロジー」を設立し、英・CALEX社の国内防爆検定取得済の本質安全防爆形放射温度計「ExTempシリーズ」、英・EXTRONICS社の国内防爆検定取得済の本質安全防爆形無線バーコードスキャナー、本質安全防爆形携帯デジタルカメラなどを販売している。このうち、バーコードスキャナーは、軽量・堅牢で耐環境特性も高いことから、薬品や食品製造の爆発危険性の高い用途で好評で、見積依頼が増えている。

また、防爆形放射温度計は、小型・軽量でコスト競争力が高く、高熱用途に耐えるケーブルの採用など機能面も高く評価され販売が伸びており、全体では20年12月期は、前年度比約4倍の売り上げ増になっている。

今年度も両製品に加え、防爆タブレットPCや市場でニーズが高まっている本質安全防爆の無線ニーズに対応した製品の販売を検討している。さらに、防爆式RFIDも機械や工具の管理が効果的に行えることから拡販に注力していく。

一方、イタリアの防爆バリヤや安全リレーメーカーのGMインターナショナルの日本支社としての活動も昨年から営業社員を増員して取り組んでいる。本質安全防爆バリヤは日本の防爆検定も取得済で、大半の製品は機能安全SIL3に対応しているほか、信号変換器もSIL3に対応済である。さらに、非防爆製品を求めるニーズも増えていることからラインナップの多さをアピールして拡販につなげていきたい。同時に、GMIのホームページも日本語で見られるように変えていくことなどにより、昨年落ち込んだ売り上げを回復させていく。

今年も防爆関連機器のスペシャリストとして、日本市場で競争力のある製品を販売することで、安全・安心な社会に貢献できるように1年間がんばりたい。

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