富士電機機器制御は、配線工数削減と作業品質の安定化を実現する「スプリング端子機器」シリーズに、操作表示用機器であるコマンドスイッチを追加した。
同社は2018年に、電線を差し込むだけで誰でもスピーディに均質の配線が可能となる「スプリング端子機器」として、「配線用遮断器・漏電遮断器」「サーキットプロテクター」「マニュアルモータスタータ」を発売。
従来のねじを使った配線の場合、ねじ締めの手間やねじのトルク管理などが必要だが、スプリング端子機器は、配線端子に電線を挿入するだけで配線が完了するため、従来のねじ配線に比べて、制御盤の配線工数を約30%削減できる。独自開発の「板ばね構造」で、従来のねじ端子と同等の強固な電線保持力を実現し、ねじ端子に比べて振動や長期使用によるゆるみがないため、定期点検の際のねじのゆるみ検査や増し締め作業も不要。
また、独自開発した安全機能「配線インジケータ」で配線完了の確認が行え、電線の挿入感覚だけでなく、視覚的に確認が可能。
今回、同シリーズに、φ22コマンドスイッチAR/DR22・AM/DM22、φ30コマンドスイッチAR/DR30、角コマンドスイッチAG/DG28を追加した。