コンテックは、NVIDIA Jetson Nanoを搭載した産業用エッジAIコンピュータ「DX-U1100」を開発、2月1日から受注を開始する。
新製品は、画像検査や予兆保全など現場でのAI推論処理を必要とする分野に適用する、実用性を重視した汎用の産業用エッジAIコンピュータ。2つのGigabit LANポートを搭載し、カメラからの映像取得と上位情報系ネットワークといった異なるネットワーク階層を相互接続するエッジコンピューティングに適している。
HDMI、USB×2、汎用I/O、RTC(リアルタイム/カレンダクロック)を搭載。L字取付け金具(標準添付)により、壁面やVESA(100ミリメートル)マウント対応の液晶ディスプレイの背面に設置でき、DINレールアダプタ(標準添付)によってDINレールにも取付け可能。−20℃〜+60℃の周囲温度環境に対応しており、柔軟な設置性と耐環境性を実現する。
ソフトウエア環境は、Jetson開発者キットと同様にUbuntuをプレインストール、NVIDIA JetPack SDKが利用可能で、開発者キットで作成したアプリケーションが実行できる。
PCI Expressスロットモデルは、アナログ入力やシリアル通信ボードなど、同社のLow Profile PCI Expressボードによる機能拡張が可能。