国際電業(名古屋市昭和区)は、スイッチを足で踏むことで新型コロナウイルスなどの感染予防につながる「アルコール消毒用フットスイッチ」を発売する。これは、同社が工作機械、医療機器用フットスイッチで培った技術を生かして開発した。
スイッチを足で踏むことで、500ミリリットルの容器に入れたアルコール消毒液がノズルから出てくる。スイッチを手で触らないため、感染予防に衛生的に安心して使用できる。フットスイッチにより消毒液を噴射する他の製品の中には、電源を必要とするものがあるが、これは電源不要のエアー式で、チューブの引き回しも簡単に行える。
使用周囲温度は、0-40℃で、容器サイズは幅75×高さ225mm、総重量は260g。フットスイッチ部のカバーはエチレン酢酸ビニルで、サイズは直径102mm、厚さ30mmとこちらもコンパクトサイズで、持ち運んでどこにでも設置できる。
容器の材質はポリエチレンで、消毒液にはジェルタイプ以外のアルコール濃度85%以下のエタノールを使用する。フットスイッチ部のカラーは6色から選べる。
工場、オフィス、学校、福祉施設、病院、飲食店などの感染対策用として販売していく。