横河電機は、2020年12月15日にDCIパートナーズが設立した「大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合」に出資する。
同ファンドは、日本および台湾の未上場創薬や再生医療バイオベンチャー企業、大学・研究機関・企業が保有する医薬候補品などを投資対象としており、投資に加えて、技術シーズの発掘、人財確保、研究開発、会社設立支援などをファンド主導で推進する「ベンチャークリエーションモデル」を採用している。
横河電機は、医薬品の開発者向けに生きた細胞を3Dで観察する共焦点スキャナユニットや、培養細胞を用いた薬の評価実験を自動で行うシステムの提供、医薬品生産に対する品質・製造・生産管理など総合的な生産ソリューションを展開している。
同社は今回の出資により、ベンチャー企業や有識者などにネットワークを広げ、いち早く有望な企業と連携することが期待できるとし、ライフイノベーション事業における新規事業の開発や展開を加速させてポートフォリオのさらなる拡充を図るとしている。